騒がれている「2025年の崖」って?
投稿日:2024/04/17
2025年の崖とは
「2025年の崖」は、2018年の経済産業省のレポートで初めて登場しました。
このレポートでは企業が市場で勝ち抜くためにDXが必要不可欠であり、DX推進しなければ業務効率・競争力の低下は避けられないものになってしまう、としています。
競争力が低下した場合、2025年から年間で現在の約3倍、約12兆円もの経済損失が発生すると予測されました。
これを「2025年の崖」と表現しました。
誰が影響を受けるのか
この「2025年の崖」によって影響を受けるのは大企業ばかりではありません。
中小企業も、そして個人事業主も含まれるとされています。
経営者だけではなく、現場で働く人の働きからにもつながり、さらには消費者にもその影響が及ぶこととなります。
2025年に差し掛かることには20年以上稼働しているレガシーシステムが国内企業のシステムの約60%に達すると予想されているため、新しい企業よりも創業の古い企業の方が影響を強く受け、回復にかかる時間が長くなる可能性が高いと指摘されています。
2025年の崖を克服するには
まずはDXを推進させることです。
そのために自社内の課題の抽出が必要となります。そして、問題解決のための計画を練ることが必要です。
「2025年の崖」では、レガシーシステムを複雑かつ膨大に取り入れている企業ほど影響を受けやすいとされておりますので、見直しが長年なされていないまま放置されている企業ほど、デジタルシフトに時間がかかってしまいます。
どのシステムを改修していくか、どんなシステムを導入するかについてしっかりと検討し、対策することが必要です。